足に起こるトラブルといえば、みずむしを真っ先に思い浮かべるという人も多いでしょう。
ペディキュアを施す前、できればフットケアをする前、足に触る前の段階で、足の状態をよく観察して、
みずむしにかかっていないか、チェックしましょう。足白癬に続いて、手白癬にかかるケースがありますので、異常に気付いたら、不用意に触らないで、医師の診察を受けましょう。
みずむしには、いくつかのタイプがあります。
「趾間型」は、足の指の間、特に第3、4趾間に症状が出ることが多いものです。赤くなって皮がむけ、ふやけてきます。
「小水疱型」は、足の裏やふちに小さな水疱が出て、日がたつにつれ、赤くなって皮がむけてきます。
小水疱型は、もっともかゆみの強いタイプといわれています。
「角化型」は、足の裏全体からふちにかけて、広く角質が増殖し、ひびわれて皮膚がむけ始めます。
爪に白癬菌が感染した場合には、爪の先のほうから、根元に向かって病気が進行することが多いです。
まず爪の先のほうが肥厚しはじめ、白くにごり始めます。そのような症状が爪の根元に向かって進み、ついには爪全体が白くにごり、でこぼこになります。
さらにひどくなると、爪の先のほうから、ぼろぼろと崩れ始めることもあります。
これらの症状は、他の病気でも起こります。違う病気には違った治療法があります。
お医者様に診察・鑑別していただくことが大事です。みずむしは、治療を根気よく続ける必要はありますが、決して治らない病気ではありませんので、早期発見、早期治療を心がけましょう。
また、みずむしの感染経路は、家族間でスリッパ、足ふきマット、床などを通して感染するだけではなく、
フィットネスクラブやプールなどで感染する例もあり、また親がみずむしに感染していると小さな子供に移してしまう場合もあります。自分が感染源となって、他人に迷惑をかけないよう配慮をすることも必要です。
ペディキュア・フットケアを行う際に、皮膚に異常がないか、足に異常な痛みはないか、チェックしてみましょう。
皮膚の表面に、かゆみ、痛み、腫れなどがある皮膚炎の場合には、皮膚科の医師による診察を受け、治療に取り組む必要がありますが、医師の指導を守っていれば快方に向かいます。
特に、みずむしなど、他人に感染する可能性のあるものは、早期発見、早期治療を心がけましょう。
足の指先が、血色が悪くなり、歩くと痛みがあるというような場合には、「壊疽」という重大な状態が起こっている場合があります。壊疽は、糖尿病、動脈硬化症、バージャー病などが原因で起こるもので、皮膚の治療だけではなく、もととなる病気の治療が必要です。
これらの病気は、他にわかりやすい症状がなく、足の色の変化や歩行時の痛みなどの、誰が見ても分かる症状が現れる頃には、病気が進行していることも多いのです。
足の様子が変だと思ったら、できるだけ早く医師の診察を受けましょう。
ペディキュアを施す前、できればフットバスを使う前に、足にできた「くつずれ」のあとが、赤くなったり、熱を持ったりしていないかチェックしてください。くつずれは、誰にでも、何度も起こることなので、つい見過ごしがちですが、傷口から感染を起こすと「丹毒」「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」などの、抗生物質による治療が必要な状態に陥ることがあります。
比較的、短い時間のうちに、リンパ腺をたどって、足の甲、ふくらはぎのリンパ節まで腫れ上がるということもありますので、すぐに医師の診察をうけてください。
足の指が痛む、という症状が特徴的な病気としては、痛風や慢性関節リウマチなどがあげられます。
痛風は治療を専門的に行っている病院、診療科が少ないのが現実ですが、関節炎の症状が出ることで、痛風にかかっていることに気付くということが多いので、整形外科で診断を受けてから、内科(膠原病、循環器病を扱っているところ)を受診すると良いでしょう。
ペディキュア・フットケアは自身の健康をチェックするためのチャンスですので、足や足の爪の状態がおかしい、と気付いたら、医師の診察を受けましょう。